本文なし

『キミに教えてあげようか？』



キミが無邪気に
「千石さんはお好み焼きが好きだって聞いたんで、
今度氷帝の忍足さんに本場のお好み焼きを教えてもらう約束なんです！」
なんていうものだから、
「キミが焼く必要なんかないよ！
俺が一生キミのために焼いてあげるから！」
なんてあわてて言っちゃったけど
コレ、ホンキだからね。
その場の勢いじゃないからね。
…信用できない？
だってさ、俺のためにお好み焼きを焼いてくれるのは嬉しいけど
それを他の男に習うんじゃ、困るんだよね。
ヤキモチだと笑ってくれてもイイよ、うん。
え？それじゃ、いつまでたってもお好み焼きが上達しない？
それなら話は簡単だよ。
俺がつきっきりで教えてあげるよ。
こっちの方が効率イイし、俺も一緒にいられて嬉しいんだけど。
これならどう？



END