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本文なし
今日の朝のテレビの星座占い。
私のラッキーカラーはグリーンだった。
で、なんとなく眺めたいて座のあの人のラッキーカラーはネイビー。
前にこの占いコーナーが好きだって言ってたから、
今日はネイビーのものでも身に付けているかもしれない。
久しぶりに逢える大好きなあの人のネイビーな姿を想像して思わずニマニマ。
隣りで私と同じメニューの朝食を食べているリョーマ君が
「その顔、気持ち悪い」って至って非情な一言を私に投げ付けたけど、
今日は気にしない。気にならない。
こんなことで一日を台無しにしたくないしね。
*君のラッキーは…
待ち合わせはお昼前。
青春台の駅前。
遅れてくるのが得意な私が珍しく先に到着していた。
まあ、ただ千石さんが乗ってるはずの電車より
早く到着したってだけの話なんだけどね。
電車の時間に合わせて待ち合わせ時間も決めたから
当然と言えば当然で。
手持ち無沙汰なので待ってる場所の近くの窓硝子に自分の姿を映して確認。
うん、今日もカワイイ。
今日のラッキーカラーのグリーンのパーカーがなかなかイケてる。
ひらひらと翻る短いスカートから伸びている足も
普段から鍛えてるだけあってカッコイイ。自慢の足。
カワイイ子ウォッチが趣味の千石さんだけど
今日だけは、私と居るときは私だけを見ていて欲しいんだよね。
自分に自身がある訳じゃないけど、これならよそ見出来ないかも?
なーんてね。
そんなことを思っているうちに、硝子に映る私の後ろに
大きなグリーンの影が映る。
「やあ、巴ちゃん♪おまたせ」
いつもの明るい調子で千石さんが私に声をかける。
「おはようございます、千石さん。今日はグリーンなんですね」
そう、グリーンのジャケット。
ユーズドっぽいジーンズがかろうじてネイビーと言えばネイビーだけど。
なんだか千石さんらしくないなあ。
ラッキーカラーを身につけてないなんて。
でもまあ、グリーンのジャケットにグリーンのチビパーカー。
まるでペアルックみたいだなあ、なんて考えたりして。
「そう、グリーンなんだよね。
なんだか俺達ってペアルックみたいだよね。はは」
千石さんも私の考えてることと同じ事を言う。
ちょっと照れくさいけど本当にそうだよね。
でも、なんでグリーンだったのかな?たまたま?
笑いながら引き続いて千石さんは口を開いた。
「……なんてね。
今日の巴ちゃんのラッキーカラーはグリーンだから
俺もグリーンにしてみたんだよ。
ペアになるのは予想範囲内って訳」
「はあ…。でもなんでですか?
そんなんじゃ、千石さんにラッキーが来ないかもしれないじゃないですか」
意外な理由にビックリして理由を尋ねる。
まさか千石さんが自分のラッキーカラーを無視するだなんて。
そうすると彼はとびっきり魅力的な笑顔でこう答えた。
「だって、君のラッキーが俺のラッキーだからね。今は」
ええ、まさに今ラッキーの神様に感謝の祈りを捧げましたとも。
ラッキーと言うよりもフォーチュンのほうが正しいかもだけど。
千石さんも、いま、ラッキーですか?
END
今日の朝のテレビの星座占い。
私のラッキーカラーはグリーンだった。
で、なんとなく眺めたいて座のあの人のラッキーカラーはネイビー。
前にこの占いコーナーが好きだって言ってたから、
今日はネイビーのものでも身に付けているかもしれない。
久しぶりに逢える大好きなあの人のネイビーな姿を想像して思わずニマニマ。
隣りで私と同じメニューの朝食を食べているリョーマ君が
「その顔、気持ち悪い」って至って非情な一言を私に投げ付けたけど、
今日は気にしない。気にならない。
こんなことで一日を台無しにしたくないしね。
*君のラッキーは…
待ち合わせはお昼前。
青春台の駅前。
遅れてくるのが得意な私が珍しく先に到着していた。
まあ、ただ千石さんが乗ってるはずの電車より
早く到着したってだけの話なんだけどね。
電車の時間に合わせて待ち合わせ時間も決めたから
当然と言えば当然で。
手持ち無沙汰なので待ってる場所の近くの窓硝子に自分の姿を映して確認。
うん、今日もカワイイ。
今日のラッキーカラーのグリーンのパーカーがなかなかイケてる。
ひらひらと翻る短いスカートから伸びている足も
普段から鍛えてるだけあってカッコイイ。自慢の足。
カワイイ子ウォッチが趣味の千石さんだけど
今日だけは、私と居るときは私だけを見ていて欲しいんだよね。
自分に自身がある訳じゃないけど、これならよそ見出来ないかも?
なーんてね。
そんなことを思っているうちに、硝子に映る私の後ろに
大きなグリーンの影が映る。
「やあ、巴ちゃん♪おまたせ」
いつもの明るい調子で千石さんが私に声をかける。
「おはようございます、千石さん。今日はグリーンなんですね」
そう、グリーンのジャケット。
ユーズドっぽいジーンズがかろうじてネイビーと言えばネイビーだけど。
なんだか千石さんらしくないなあ。
ラッキーカラーを身につけてないなんて。
でもまあ、グリーンのジャケットにグリーンのチビパーカー。
まるでペアルックみたいだなあ、なんて考えたりして。
「そう、グリーンなんだよね。
なんだか俺達ってペアルックみたいだよね。はは」
千石さんも私の考えてることと同じ事を言う。
ちょっと照れくさいけど本当にそうだよね。
でも、なんでグリーンだったのかな?たまたま?
笑いながら引き続いて千石さんは口を開いた。
「……なんてね。
今日の巴ちゃんのラッキーカラーはグリーンだから
俺もグリーンにしてみたんだよ。
ペアになるのは予想範囲内って訳」
「はあ…。でもなんでですか?
そんなんじゃ、千石さんにラッキーが来ないかもしれないじゃないですか」
意外な理由にビックリして理由を尋ねる。
まさか千石さんが自分のラッキーカラーを無視するだなんて。
そうすると彼はとびっきり魅力的な笑顔でこう答えた。
「だって、君のラッキーが俺のラッキーだからね。今は」
ええ、まさに今ラッキーの神様に感謝の祈りを捧げましたとも。
ラッキーと言うよりもフォーチュンのほうが正しいかもだけど。
千石さんも、いま、ラッキーですか?
END
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